プレスリリース

マレーシア・日本間におけるCCS共同検討に関する三井物産との覚書締結について

2024年4月2日

UBE三菱セメント株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小山誠、以下「当社」)と三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀健一、以下「三井物産」)は、三井物産がマレーシア国営石油会社などと共同で開発を進めるマレーシア沖のCO₂(二酸化炭素)貯留サイトでのCO₂回収・貯留(Carbon Capture and Storage、以下「CCS」)および輸送などを含むバリューチェーン構築を目指す共同検討に関する覚書を締結しましたのでお知らせします。

三井物産は、マレーシア国営石油会社 Petroliam Nasional BerhadのCCS事業会社PETRONAS CCS Solutions Sdn Bhd、および仏総合エネルギー会社TotalEnergiesのCCS事業会社TotalEnergies Carbon Neutrality Venturesと共同で、マレーシア沖でのCCS開発を進めており、2030年ごろまでに貯留事業を開始する計画です。※1

三井物産が進めるマレーシア沖でのCCS事業については、当社の中期経営戦略「Infinity with Will 2025 ~MUCCサスティナブルプラン 1st STEP~ 」において、2050年のカーボンニュートラル実現および中間目標である2030年時点でのCO₂排出量40%削減(対2013年比)を達成する取り組みに合致することから、三井物産との共同検討の実施に合意しました。

本共同検討では、当社宇部セメント工場(山口県宇部市)で排出されるCO₂の分離・回収から、液化・貯蔵、マレーシアへの液化CO₂の海上輸送、ならびにマレーシア沖でのCO₂地下貯留までの一連のバリューチェーン構築について、調査・検討を行っていきます。

当社においては、宇部セメント工場で排出されるCO₂の分離・回収、液化・貯蔵、輸送事業者への引き渡しを担い、必要な技術的要件の検証およびコストの概算などの検討を進めてまいります。

当社は、本共同検討を通じたCCSの早期導入検討をはじめ、自治体や他産業との連携などを通じて新たな取組みに挑戦し、カーボンニュートラルの業界トップランナーとなるべく取り組んでまいります。

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宇部セメント工場

※1 参考

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UBE三菱セメント株式会社 総務部広報室