建設業界のDXを加速!AIで生コンの品質を即時予測する独自システムを開発 ~関東宇部コンクリート工業 溝の口工場にて試験運用を開始~
2025年9月29日
UBE三菱セメント株式会社(本社:東京都千代田区、社長:平野和人、以下「当社」)は、AIを活用した生コンクリートのスランプおよび空気量を予測する独自のシステムを開発しました。
本システムは、ミキサーの運転状況や過去に蓄積された使用材料、コンクリートの配合、環境条件などのデータを学習させたAIモデルに基づき、生コンクリート製造時のスランプおよび空気量をリアルタイムで高精度に予測するものです。本システムの精度と実用性の検証が完了したことから、グループ会社である関東宇部コンクリート工業株式会社(本社:東京都品川区、社長:嶋津成昭)と共同で、同社の溝の口工場(神奈川県川崎市、以下「同工場」)において、試験運用を開始しました。
同工場での試験運用では、システムの予測精度、現場での運用性、品質の安定性、省力化などの観点から評価を継続し、システムの高度化を図るとともに、当社グループ各工場への展開を視野に入れて開発を推進してまいります。
当社は、当社グループ各工場のさらなる品質の安定化と製造工程の効率化を実現し、将来的には生コンクリート製造の自動化、建設業界の省力化・自動化という社会的課題の解決に向けた取り組みを進めていくとともに、建設業界のニーズに真摯に向き合い、生コンクリートをはじめとする建設材料の品質向上と安定供給に向けた技術開発を日々重ねていきます。今後も、お客様の声を大切にしながら、建設業界が抱える課題の解決に貢献すべく、DXの推進を通じて、より持続可能で効率的なものづくりの未来を切り拓いてまいります。
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