地域社会への貢献
1.課題認識・取組姿勢
当社は、事業活動を通じて社会インフラを支える企業として、地域社会との信頼関係を基盤に事業を継続・発展させていくことが重要であると考えています。
一方で、少子高齢化や地域コミュニティの希薄化、自然災害の激甚化など、地域社会を取り巻く課題は多様化・複雑化しています。
こうした認識のもと、当社は健全な社会の一員であることを自覚し、事業拠点を中心とした地域社会との共生を重視した社会貢献活動に取り組んでいます。
従業員一人ひとりの主体的な参加も促しながら、地域社会とのコミュニケーションにもとづく継続的な活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献します。
2.活動実績
(1)2025年度の活動実績
当社における2025年度の社会貢献活動の実績について、参加した従業員は延べ4,483名(前年度4,200名)、金銭に換算すると総額は5,404万円(同5,008万円)となりました。
(2)主な取り組み事例
①地域清掃活動
各事業所では周辺地域の清掃活動を行い、地域における環境保全活動を推進しています。






②献血
日本赤十字社における団体献血の活動に、輸血医療の支援などを目的として2025年度は延べ261名の従業員が協力しました。

③工場見学
幅広いステークホルダーへの当社事業に関する情報発信、理解促進のために各事業所では見学を実施しています。
2025年度は、地域の小学生や一般の方、取引先の方など計2,738名の見学者を受け入れました。




④施設開放
東谷鉱山では、平尾台でのスポーツイベントに際し、社有地を貸し出すなどの協力を行っています。
横瀬工場では、当社が所有するグラウンドや体育館、弓道場等を地元のスポーツ少年団やスポーツクラブに無償で貸し出し、地域のスポーツ活動を支援しており、2025年度は約2,500名の方にご利用いただきました。
山口工場宇部地区では、昨年に引き続き2025年11月、うべサイクルカップの開催に際し、宇部伊佐専用道路を貸し出すなどの協力を行っています。
また、各拠点では、自治体等による災害時の救助・警備活動を支援するための社有地利用について協定を結んでいます。
・山口県警察「災害発生時における宇部伊佐専用道路の通行に関する協定書」~山口工場
・北九州市消防局「鉱山道路使用に関する覚書」~東谷鉱山
・京築広域消防本部「火災時立入に関する覚書」~東谷鉱山

⑤地域行事への参加
各事業所では、地元の行事に参加するなどして地域住民の皆さまとの一層のコミュニケーションに取り組んでいます。
九州工場苅田第一地区では、2025年10月、地域住民の方々との交流、社内コミュニケーション活動の一環として、MUCC秋まつりを開催しました。
東谷鉱山では、地域の各種行事に運営ボランティアとして従業員が参加し、2026年2月、東大野八幡宮の節分祭では年男の従業員が一年の除災招福を祈念しました。
宇部地区の各事業所では、2025年11月、宇部まつり(主催:宇部まつり実行委員会)で開催された華創パレードに従業員が参加しました。
⑥次世代育成
当社は、最高の品質を最高の技術とサービスで提供し、地球の未来を支えつづける企業として、次世代の人材を育成する取り組みに賛同しています。
内閣府男女共同参画局が中心となり取り組みが推進されている「理工チャレンジ(リコチャレ)」の趣旨に賛同し、2025年8月に横瀬工場の工場見学と研究所での仕事紹介、セメントを使用した実験、女性社員との懇談会を実施しました。
科学技術振興機構(JST)主催の「第13回科学の甲子園ジュニア全国大会」(2025年12月開催)及び「第15回科学の甲子園全国大会」(2026年3月開催)に協賛しました。全国大会では、各都道府県から選出された代表チームが理科や数学などの複数分野にわたる「筆記競技」と「実技競技」に取り組みました。また会場内の当社展示ブースでは、セメントを使った工作実験や、セメント産業の概要や歴史、研究などについて紹介するポスター展示を行いました。
また、各事業所では地域における次世代育成の一環として、地域の高校生のインターンシップ受け入れや、出前授業などにも取り組んでいます。




⑦「第51回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」への協賛、寄付
株式会社ニッポン放送が主催する「第51回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」(目の不自由な方たちが、安心して街を歩けるように音の出る信号機や目の不自由な方の社会参加につながる機器を増やすためのチャリティーキャンペーン)に協賛しました。併せて、全国22拠点にて社員から寄付を募り、寄せられた金額と同額をマッチング・ギフトとして当社からも拠出し、総額197,260円の寄付を行いました。

⑧TABLE FOR TWOプログラムへの参加
当社は、特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalの活動に賛同し、2023年9月より本社にて、2024年7月より九州工場苅田第一地区にて、各社員食堂を活用した、TABLE FOR TWOプログラムに参加しています。
同プログラムは、社員食堂で対象となるヘルシーメニューを購入すると、代金の内、開発途上国の給食1食分の金額にあたる20円が寄付となり、飢えに苦しむ子どもに給食1食分をプレゼントできるという仕組みです。先進国で健康的な食生活を推奨しつつ、開発途上国の子どもたちに学校給食を届けるのが「TABLE FOR TWOプログラム」です。

⑨ウォーキングイベントを通じた活動
当社はかねてより社員の健康増進とコミュニケーション施策の一環として、社員が加入している健康保険組合主催のウォーキングイベント「みんなで歩活(あるかつ)」への参加を推奨しています。
2025年度より、当社における新たな社会貢献活動の一環として、同イベント参加社員の歩数実績に応じた金額を日本赤十字社あてに寄付しています。

⑩里山ビオトープ二俣瀬の保全活動
宇部地区の各事業所では、宇部市との環境保全協定締結事業所として動植物の貴重な生息場所の確保のため里山ビオトープ二俣瀬での生物多様性保全活動に参加しました。
里山ビオトープ二俣瀬は、宇部市民の自然環境学習や憩いの場として20年以上にわたって親しまれてきた区域で、このたび、山口県で初めて自然共生サイトとして認定されています。









