プレスリリース

国内初、バルクエマルションの移動式製造設備が定常運転開始 ~伊佐鉱山の安定操業に寄与~

2026年5月15日

UBE三菱セメント株式会社(本社:東京都千代田区、社長:平野和人、以下「当社」)は、当社伊佐鉱山(山口県美祢市)の採掘発破用爆薬として、国内初 *¹となるバルクエマルションの移動式製造設備の定常運転を開始しましたのでお知らせいたします。

バルクエマルションは、硝酸アンモニウムを主成分とする非火薬の主剤と、同じく非火薬の発泡剤を混合して火薬化することで製造される爆薬です。同爆薬は、使用直前まで非火薬の状態が保たれるため火薬類取締法上の現場製造が認められているほか、安全性に優れる点が特徴です。海外の鉱山では、トラックなどを用いた「移動式製造設備」による現場製造が一般的で、多くの導入事例があります。

伊佐鉱山では採掘の深部化に伴い湧水 *²が発生しています。発破に使用する従来の爆薬は耐水性に乏しいため、湧水のある深部切羽では性能が低下し、採掘の妨げとなっていました。一方、バルクエマルションは耐水性に優れ、こうした採掘条件下でも安定した性能を発揮するため、本設備の導入により現場課題の解決と安全性の両立が期待されます。

当社は2019年に国内初の現場製造試験を伊佐鉱山で実施し、その後本格導入に向け検討を進めてまいりました。今回、初号機となる移動式製造設備の導入と定常運転の開始が完了しましたのでご報告いたします。なお、当該製造設備によるバルクエマルションの初回製造および発破は2026年3月25日に実施いたしました。

当社は、「最高の品質を最高の技術とサービスで提供し、地球の未来を支えつづける。」企業として、今後も新たな領域へ積極的に挑戦します。また、石灰石資源の有効利用を進めることで、伊佐鉱山をはじめとする事業所の安定操業に一層寄与するとともに、安全性・環境配慮・技術力の向上に努め、地域社会とともに持続可能な発展を目指してまいります。

*¹:2026年3月時点、当社調べ
*²:雨水の直接の流入や地下浸透した水が採掘切羽面から湧き出す現象


バルクエマルション移動式製造設備.JPGバルクエマルション移動式製造設備
現場製造の様子.jpg現場製造の様子
バルクエマルション.pngバルクエマルション

以上

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