バイオマス炭化燃料

低温炭化PKS

低温炭化PKSは、椰子の果実の種子から核油を搾油した後の殻(PKS)を低酸素濃度雰囲気において比較的低温度で焙煎して得られる固体燃料です。焙煎しないPKSに比べて粉砕性を大幅に向上させたカーボンニュートラル燃料です。

PKSは良質なバイオマス燃料ですが、非常に硬く微粉炭火力発電所での使用は難しいとされています。そこで微粉炭火力発電所で石炭との混焼が可能となるよう、PKSを低酸素濃度雰囲気において比較的低温度で焙煎して、PKSの粉砕性を向上させる技術を開発しました。

用途
環境・エネルギー
発電用燃料

概要

図1 低温炭化PKS実証設備
(インドネシア、生産能力 1万ton/年)

PKSが大量に発生しているインドネシアで低温炭化PKS製造の実証試験を行いました。製品は日本に輸送し、自社216MW発電所(IPP発電所、微粉炭火力)で石炭と10cal.%で混焼しました。

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