社会貢献活動

活動実績

2024年度の活動実績

当社における2024年度の社会貢献活動の実績について、参加した従業員は延べ4,200名(前年度3,489名)、金銭に換算すると総額は5,008万円(同5,746万円)となりました。

主な取り組み事例

1. 地域清掃活動

各事業所では周辺地域の清掃活動を行い、地域における環境保全活動を推進しています。
岩手工場では、6月と10月に工場周辺道路の清掃活動を実施しています。
九州工場では、白石海岸清掃(主催:苅田まちづくり観光協会)などの地域の清掃活動に参加しています。
伊佐セメント工場(現山口工場伊佐地区)では、毎月の工場周辺清掃活動と併せ、工場敷地の横を流れる伊佐川の景観を守るための清掃活動を年2回実施しています。
本社・東京支店では、入居する飯野ビルに所在する企業と合同で、ビルおよび日比谷公園周辺の清掃活動を年3回実施しています。

白石海岸での清掃活動(九州工場)
白石海岸での清掃活動(九州工場)
本社・東京支店での清掃活動(飯野ビル)
本社・東京支店での清掃活動(飯野ビル)

2. 献血

日本赤十字社における団体献血の活動に、輸血医療の支援などを目的として2024年度は延べ254名の従業員が協力しました。

献血活動の様子(宇部発電所)
献血活動の様子(宇部発電所)

3. 工場見学

幅広いステークホルダーへの当社事業に関する情報発信、理解促進のために各工場、鉱山、発電所、コールセンターなどの見学を実施しています。
2024年度は、地域の小学生や一般の方、取引先の方など計3,365名の見学者を受け入れました。
九州工場苅田第一地区と東谷鉱山は、2025年3月に小学生向けの親子参加型フィールドワーク(主催:福岡市科学館、協力:セメント協会)に協力し、工場・鉱山見学を受け入れました。
宇部セメント工場(現山口工場宇部地区)、伊佐セメント工場(現山口工場伊佐地区)では、各校・教育委員会からの要請に応え、宇部市、美祢市の小学校3年生を対象とした工場見学を受け入れています。

小学生向けの親子参加型フィールドワーク(東谷鉱山)
小学生向けの親子参加型フィールドワーク(東谷鉱山)

4. 施設開放

宇部セメント工場(現山口工場宇部地区)では、2024年12月、うべサイクルカップ(主催:宇部市)の開催に際し、宇部伊佐専用道路を貸し出すなどの協力を行っています。
東谷鉱山では、平尾台でのスポーツイベントに際し、社有地を貸し出すなどの協力を行っています。
横瀬工場では、当社が所有するグラウンドや体育館、弓道場等を地元のスポーツ少年団やスポーツクラブに無償で貸し出し、地域のスポーツ活動を支援しており、2024年度は約2,500名の方にご利用いただきました。

うべサイクルカップ(宇部伊佐専用道路)
うべサイクルカップ(宇部伊佐専用道路)

5. 地域行事への参加

各事業所では、地元の行事に参加するなどして地域住民の皆さまとの一層のコミュニケーションに取り組んでいます。
東谷鉱山では、2024年8月、地域の伝統行事「お糸まつり」(北九州市小倉南区)に運営ボランティアとして従業員が参加しました。
岩手工場では、2024年9月、地域を400年にわたり治めた千葉氏が豊臣秀吉への抵抗を決めた軍議を再現する「唐梅館絵巻」(主催:唐梅館絵巻実行委員会)に従業員が参加しました。
宇部地区の各事業所では、2024年11月、宇部まつり(主催:宇部まつり実行委員会)で開催された華創パレードに従業員が参加しました。

お糸まつりの様子(東谷鉱山)
お糸まつりの様子(東谷鉱山)
唐梅館絵巻(岩手工場)
唐梅館絵巻(岩手工場)
華創パレード(宇部地区)
華創パレード(宇部地区)

6. 次世代育成

当社は、最高の品質を最高の技術とサービスで提供し、地球の未来を支えつづける企業として、次世代の人材を育成する取り組みに賛同しています。
内閣府男女共同参画局が中心となり取り組みが推進されている「理工チャレンジ(リコチャレ)」の趣旨に賛同し、2024年8月に宇部セメント工場(現山口工場宇部地区)の工場見学と研究所での仕事紹介、セメントを使用した実験、女性社員との懇談会を実施しました。
科学技術振興機構(JST)主催の「第12回科学の甲子園ジュニア全国大会」(2024年12月開催)及び「第14回科学の甲子園全国大会」(2025年3月開催)に協賛しました。全国大会では、各都道府県から選出された代表チームが理科や数学などの複数分野にわたる「筆記競技」と「実技競技」に取り組みました。また会場内の当社展示ブースでは、セメントを使った工作実験や、セメント産業の概要や歴史、研究などについて紹介するポスター展示を行いました。
日本全国の小・中学校、教育委員会、学童などに寄贈されている「おしごと年鑑2024」(編著:朝日学生新聞社、出版:朝日新聞出版)に協賛しました。

理工チャレンジ(リコチャレ)の様子(研究所)
理工チャレンジ(リコチャレ)の様子(研究所)
「第14回科学の甲子園全国大会」当社展示ブースでの実験の様子
「第12回科学の甲子園ジュニア全国大会」表彰式
「第12回科学の甲子園ジュニア全国大会」表彰式
「第14回科学の甲子園全国大会」当社展示ブースでの実験の様子

7. 「第50回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」への協賛、寄付

株式会社ニッポン放送が主催する「第50回ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」(目の不自由な方たちが、安心して街を歩けるように音の出る信号機や目の不自由な方の社会参加につながる機器を増やすためのチャリティーキャンペーン)に協賛しました。併せて、全国22拠点にて社員から寄付を募り、寄せられた金額と同額をマッチング・ギフトとして当社からも拠出し、総額278,812円の寄付を行いました。

ニッポン放送「第50回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」

8. TABLE FOR TWOプログラムへの参加

当社は、特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalの活動に賛同し、2023年9月より本社にて、2024年7月より九州工場苅田第一地区にて、各社員食堂を活用した、TABLE FOR TWOプログラムに参加しています。
同プログラムは、社員食堂で対象となるヘルシーメニューを購入すると、代金の内、開発途上国の給食1食分の金額にあたる20円が寄付となり、飢えに苦しむ子どもに給食1食分をプレゼントできるという仕組みです。先進国で健康的な食生活を推奨しつつ、開発途上国の子どもたちに学校給食を届けるのが「TABLE FOR TWOプログラム」です。

TFTロゴ

9.山口県警察との間で、「災害発生時における宇部伊佐専用道路の通行に関する協定書」を締結

当社と山口県警察は、2024年8月に、県警察の災害警備活動などを迅速かつ円滑に推進するため、「災害発生時における宇部伊佐専用道路の通行に関する協定書」を締結しました。
当社の“宇部伊佐専用道路”は、山口工場宇部地区(山口県宇部市)と伊佐鉱山及び山口工場伊佐地区(山口県美祢市)を結ぶ、全長31.94kmの日本で一番長い私道で、伊佐鉱山で採掘した石灰石や、伊佐地区で製造したセメントの中間製品(クリンカ)などの運搬に使用しています。
大規模災害発生時には、発災初期段階から、救出救助部隊や交通対策部隊、防犯・捜査・警ら部隊など数多くの部隊が被災地域に急行し、各種の活動に取り組むことになります。本協定の締結により、警察車両などが宇部伊佐専用道路を災害時の交通路として通行し、迅速に被災地に向かうことが可能になりました。なお、警察が一企業の私道を通行する協定を締結するのは国内初のことであり、同年10月10日には、同県警察の機動隊員ほか約50名が参加の上、宇部伊佐専用道路を使用しての初めての訓練が行われました。

山口県警察との協定締結式
山口県警察との協定締結式
緊急通行訓練の様子
緊急通行訓練の様子

過去の活動実績