街のいたるところで活用されるコンクリート
セメントを材料のひとつとしてつくられるコンクリートは、学校やビルといったふだん街で見かける建物のほか、トンネルやダム、橋、そして地下のインフラまでさまざまな場所で使われています。コンクリートがこれほど広く使われているのは、いくつかすぐれた特徴があるからです。
特徴①とっても硬くて丈夫
コンクリートは強度が高く、とても硬くて丈夫です。特に押される力に対して強く、上に重いものがのっても壊れたりつぶれたりすることはほとんどありません。だから、高層ビルを支える「基礎」や、橋の橋脚など、大きな負荷のかかる場所に使われています。
特徴②燃えにくく、音を通しにくい
コンクリートは燃えにくく、音を通しにくい性質があります。子どもたちが通い、時には避難所としても使われる学校や、生活空間であるマンションの床や壁などに使われているのには、丈夫なだけでなくこうした理由もあります。
特徴③形を自由につくれる
コンクリートは固まれば丈夫な一方、固まる前に型へ流し込むことで曲線や複雑な形でもある程度自由につくることができます。トンネルやデザインに凝った住宅など、街のなかでもさまざまな形のコンクリートを見ることができます。
そのほかにもダムや防波堤、下水道管、電柱、道路脇の縁石や側溝など、セメント・コンクリートは身のまわりのさまざまなものに使われ、文字通り、私たちのくらしを支えています。
コンクリートに弱点はない?
万能に見えるコンクリートにも短所はあります。例えば、押される力には強いですが、引っ張られたり曲げられたりする力には弱いと言われています。また、コンクリート自体が重いため、使用箇所によっては、下部構造への負担が大きくなります。しっかり固まるまでに時間が必要だったり、一度固まってしまうとやり直しができなかったりするのも短所です。
ただ、これらの短所を克服しようとする中で、引っ張りにも強い鉄筋コンクリートや軽量のコンクリート、速硬性のあるコンクリートなどが生み出されてきました。これからも新しいコンクリートに注目です。

身のまわりのどこでセメントやコンクリートが使われている?
セメントやコンクリートが使われているものといったらなんでしょう?
学校!
マンション!
そうそう、街で見かける建物によく使われていますね。でも、コンクリートが使われているものはまだまだありますよ。
いつも通っている塾があるビル!も建物だし……えーとえーと、ほかにはどこで使われているんだろう?
その質問に答えましょう。ズバリ、身のまわりでセメントやコンクリートが使われているのはここです。